こんにちは!
前回まではむち打ち損傷についての説明をしました。
今回からは自動車保険の適応事項・過失についてご説明します。
自動車保険適応の対象は?
自動車保険は、「損害保険料率算出機構」という機関が調査をして、その結果に基づき、各自賠責保険会社は支払いを行います。
自動車保険適応のためには、下記の条件が必要になる為、覚えておきましょう。
①詐欺を目的とした故意の事故ではないこと
②自動車の運行による事故であること
③被害者は加害者から見て他人であること
④相手方に賠償責任があること(10:0の被害者はだめ)
⑤事故と相当因果関係のある損害であること
以上が自動車保険適応に必要な条件となります。
上記の条件が適応されてないと例外なく適応されることはありません。
自動車保険の過失割合について
自動車保険を取り扱うにあたって必ず過失割合が関わってきます。
過失割合とは交通事故におけるお互いの過失(不注意)の度合いによって表したものです。
交通事故の過失割合はいくつかの型にまとめられているので、それによって大まかな過失割合を知ることができます。
過失相殺について
交通事故で被害者に過失があれば、その過失分だけ減らして賠償することができます。
過失相殺といいます。
仮に加害者の過失が60%程度、被害者の過失が40%程度である場合に、過失割合が6:4などといいます。
被害者に生じた損害の割合の額が1000万円であるとすれば、加害者はこの場合は600万円の負担をし、被害者はその差額の400万円を負担をすることになります。
いかがでしたでしょうか?
交通事故において過失の割合は密接に関わってきます。
10:0でない限り自賠責保険を使うことは可能です。
過失割合について理解し得おくことによって、いざ交通事故に遭った際に自分がどれだけの補償を受けられるのかを把握しておくことができます。
交通事故でお困りの際はご相談ください。