一雨降るごとに気温が下がっていきますね。
涼しくなってきて、雨も降って…
バイクに乗る時の服装に困っております。
どうも神奈川区の三ッ沢下町院です。
以前、書いたブログに、
動かせなくなった腰、
痛くて振り向けない首(むちうち)、
力が入りにくい腕、
手足の痺れが取れないなど、
これらの症状に対する施術ができますと書きました。
今回は腰に焦点を当てて施術例をご紹介していきましょう。
その前に…
交通事故にあった時、腰は…
車の運転中の事故
運転席や助手席の背もたれにもたれて座っていた所、外から強い力でドン!と衝突されると背骨や筋肉に強い力がかかります。
腰は解剖学的には反っていた方が正常ですが、車のシートに座っていると自然と丸まってしまうもの。
その丸まった腰に外から強い力がかかる事で、脊椎が歪み、骨と骨の間に炎症が起こります。
また、その炎症に負担をかけまいと背筋に力が入り、腰や背中が硬くなります。
結果、車に乗っていた時のような姿勢(腰を軽く丸めた姿勢)は楽だけど、もっと深く丸めたり、反らすと辛い状態になります。
バイクの運転中の事故
バイクの場合、もっと深刻な症状になる事があります。
バイクは体が守られていません。
バイクが事故の衝撃で止まってしまうと、運転手はバイクから放り出されて地面や対向車などに激突してしまいます。
結果、ぶつけたり(打撲)、捻ったり(捻挫)して脊椎や筋肉を痛めてしまいます。
深刻な物になると、脊椎を骨折して神経を損傷し、麻痺(体に力が入らない)が残るケースもあります。
上記を踏まえて、具体的にみていきましょう。
腰の症状
ぶつけたり、捻ったりすると腰の筋肉が傷つきます。筋膜や筋繊維が傷ついてしまうと筋肉が収縮、伸長する際に痛みを伴います。(可動域制限)
腰を傷めると、腰を中心に背中や骨盤周りに痛みが起こります。
腰から脚にかけてはしっている神経が傷つくことで、腰から脚にかけて痺れが起こります。身体を動かすとその痺れが強くなる事があります。
打った衝撃で患部が腫れたり内出血により内部に腫れが発生すると痛くて動かしづらくなります。動かせる範囲が狭くなります。(可動域制限)
強い衝撃を受けると脊椎や骨盤に歪みが生じます。歪みにより姿勢の悪化がおこり、神経の圧迫や可動域制限が生じます。
まとめますと、
・内出血による腫れの痛み、可動域制限
・傷めた組織(筋肉、靭帯、骨、神経)による痛み、痺れ、可動域制限
が起こります。
施術ではこれらを改善していきます。
当院での施術例
実際に行っている当院の施術例をご紹介いたします。
交通事故直後
交通事故に遭った直後は体が興奮状態にあります。気が張っていて痛みを感じにくい状態にあります。
炎症が強い事が多いので初期の段階では強めの施術をさけます。
内出血が起こっている場合、3~4日かけて少しずつ悪化していく事があります。
初期は治す事より悪化させないことが肝要になります。
軽めに施術を行い、腰や背中脚を軽くほぐして炎症の拡散を促します。
私生活では無理せず、なるべく安静に過ごして頂きます。
事故後1週間~1ヶ月
このころになると炎症の痛みが落ち着いてきます。
興奮状態が治まってくると痛い部位が明確になってきます。
腫れが引き始めている所から少しずつほぐしていきます。
状態を見ながら骨盤を整えたり背骨の歪みの調整を行う事があります。
1ヶ月~
急性の症状が完全に落ち着いてきて痛い部位が局所的になり、より明確になってきます。
症状の原因になっている部位を本格的に施術していきます。
このころになると身体を動かせるようになってくるのでストレッチ、運動療法などを行って関節の可動域を高めて、身体のバランスを整える事で痛みの根本を取り除いていきます。
自己ケアの為にストレッチの方法などもお伝えいたします。
~治療終了
可動域が広がってくることで血行や筋緊張が改善され、痛みが減少していきます。
痛みもなく、日常生活に支障がなくなれば治療終了です。
症状に個人差がありますが、3~6ヶ月で治療終了となる事が多いです。
交通事故に遭ってから治療開始が早ければ早いほど早期回復が見込まれます。
交通事故に遭ってしまったらまごころで治療を受けられる事を思い出してみて下さい。